企業クチコミサイトの見方

企業クチコミサイトは、企業の内部状況が記載されるため昔では考えられませんでしたが、海外で企業クチコミサイトが生まれた影響で日本でも企業クチコミサイトが次々に誕生しました。今現在では転職者中心にクチコミサイトを入念にチェックしている人は多いでしょう。また「クチコミ、おおよその給与水準」が確認できるため、働いている人の層の予想にも役立ちます。企業クチコミサイトの見方を説明します。関連: 平均年収の見方は?

昔では考えられない企業クチコミサイト(写真:Unsplash)

主なクチコミサイト

「OpenWork」「キャリコネ」「Lighthouse」などの企業クチコミサイトではクチコミ・年収が閲覧可能です。主なクチコミサイトを紹介します。

OpenWork

OpenWorkは、ネット企業のオープンワークが運営するサイトです。他サイトと比べてシステムや仕組みに注力しており、比較的クチコミの質が高めです。

キャリコネ

キャリコネは、転職サービス・ウェブサービスを展開するグローバルウェイが運営するサイトです。キャリコネはサービス運営期間が長く、それなりの知名度があります。

Lighthouse (旧カイシャの評判)

Lighthouseは、転職支援事業を展開するエン・ジャパンが運営するサービスです。Lighthouseという名前の馴染みが薄いですが、旧カイシャの評判であり、クチコミ数もそれなりの量があります。

Indeed

Indeedは、リクルートが株主である米国の会社インディードが運営する求人サイトです。Indeedは求人情報が中心のサイトですが、中にはクチコミ・年収が閲覧できるページがあります。件数は少なめですが会員登録不要のため閲覧しやすいです。(例: アステラス製薬 / 竹中工務店)

転職会議

転職会議は、ネット企業のリブセンスが運営するクチコミサイトです。以前は勢いがありましたが、最近では競合サイトの影響で衰えており投稿数は減少傾向です。

Rakuten みん就

Rakuten みん就は、楽天が運営する新卒ターゲットとしたクチコミサイトです。旧みんなの就職活動日記であり、インターネット黎明期から運営されている老舗サイトです。

その他

SLF会社調査

SLF会社調査は当サイトが運営しており、主要なクチコミサイトに即リンクできます。(例: 三菱重工業 / エーザイ)

クチコミの注意点

クチコミは自らの書き込むため、あくまで人の感覚によります。(同じ境遇でも人によって感想は異なります) ただし中には根本的な間違いがある場合もあるため、注意が必要です。単一人物によるスポット的な投稿内容よりも、複数名の傾向で参考にするのがお奨めです。

注意点

虚偽や捏造の可能性がある

投稿されているクチコミが虚偽や捏造などであり、まったく当てにならないパターンがあり得るでしょう。

  • 従業員側の捏造 (妬み等が原因)
  • 会社側の捏造 (印象操作)
    ※印象操作は従業員数が多い企業では通用しにくいですが、数百名以下の企業であればあり得ます。
  • イタズラ
  • 第三者による虚偽情報 (会員登録などが目的)
嘘ではないが、やや情報を変えて投稿する

本人を特定されないように、やや情報を変更して投稿するパターンがあり得るでしょう。

嫌な思いをした人が投稿する

匿名のクチコミは嫌な思いをした人が積極的に投稿する可能性があります。また嫌な思いをした人は退職し、書き込む機会が増えます。つまり「良い感想」と「悪い感想」を持つ人がいる場合でも悪い感想の人の投稿が目立つ可能性があります。

投稿日が古い / 投稿日が古いデータの平均値

会社によっては古いクチコミが多く、昔の情報である可能性があります。2,3年前では環境が大分異なる事などがあり得るため、投稿日の把握がお奨めです。

感想(会社評価)は”人の層”によって変わる

クチコミサイトの感想(会社評価)はあくまで勤務する人が評価した感想です。投稿者の感覚は、過去の経験(人生経験、社会経験)に基づき、人の層により異なります。同じような境遇でも人の層が異なると感想(評価)は全く異なる場合があります。

そのため複数の会社間で安易に比較することはできません。例えば、会社評価が2.9と3.5の会社が存在したとしても、客観的な「環境条件(給与、福利厚生、仕事内容など)」は2.9の会社の方が良い場合はあり得ます。評価が低くなってしまう理由としては、主に下記が考えられます。

考えられる理由

要望が高い層がいる

要望が高い層では、「やや良い条件」であったとしても満足できない可能性があります。レベルが高い業務を行う人達は要望も高まる事が多いでしょう。(例: 500万で満足する人もいれば、700万でも不満と思う人がいる)

ES(従業員満足度)が低い

仮に”給与”指標だけで見ても、ES等の給与以外の指標が影響している可能性があります。いくら給与が高くても激務やストレスフルな仕事であれば、給与満足度は下がる可能性が高いです。

人間関係が悪い

年収やオフィス、労働時間などの「わかりやすい環境条件」は、外部から見た際は重要な指標となります。しかしながら働く人にとっては加えて人間関係が重要になってきます。そのため人間関係が悪いと様々な指標に影響を与える可能性があります。(例 : 「ワンマン/上司の強制/職位や権限設定/質の悪い社員」などが起因による人間関係悪化)

年収と残業時間は参考になる可能性あり

「人の感想」は人の層によって分かれるため、当てにならない場合があり得ます。しかしながら「年収」と「残業時間」に関しては感想ではないため、比較的信頼できる情報です。おおまかな給与水準と残業時間が把握できる点は大きなメリットです。ただしクチコミを投稿する層が会社の平均的な層と一致しない可能性もあり得るため、情報を信用しすぎない方が良いでしょう。

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