面接の質問集(1/2)

「ありがちな面接の質問」と「やりとりの例」を紹介します。  面接の質問集(2/2)

面接の質問集(写真:Unsplash)

過去の会社を退職した理由は?

過去の退職理由を簡潔に説明できるようにします。できれば自分のキャリアプランに沿った理由が理想です。(例:〇〇の業務に携わるために転職した 等) 「何となく退職した」「面倒な仕事が多かったので退職した」など、軽率な回答はマイナスです。また「人間関係が悪くなり退職した」「やりたい事と異なった」などは、何度も繰り返している場合はマイナスと判断されるでしょう。

求職者
「上司や周囲からの嫌がらせが多く、退職しました」
面接官
「それは大変でしたね。具体的にはどのような嫌がらせでしたか?」
求職者
「・・・。毎日のように自分の仕事がダメだと言われ、大変でした」
面接官
「(この人が悪いんじゃないのか?)」
求職者
「残業が多く、退職しました」
面接官
「どの程度残業がありましたか?」
求職者
「毎日1、2時間程度やっていました」
面接官
「(今のうちと同じくらいじゃないか)」
求職者
「前々職はやりたい仕事があり、退職しました」
面接官
「具体的にどのようなことですか?」
求職者
「デザインの仕事です。」
面接官
「(これ営業の面接なんだけど・・・。)」

なぜこの求人にエントリーしたのか?志望理由は?

「良さそうな求人だったので」など安直な回答ではなく、志望動機含め考えの重さが伝わる回答が好ましいです。

印象が良い回答:事業に強い関心がある、自分のキャリアプランを実現できる、自分が培った経験で貢献できる など

求職者
「以前からこの職種に就きたいと考えており、個人で勉強を進めていました。既に副業などである程度の実績はあります。必ず早期で戦力になり業務で貢献していきたいと思います。お役に立てると思いエントリーしました。」
面接官
「(未経験だけど他のエントリー者と全然違う。良い人材だ。)」

今回転職活動をしている理由は?

矛盾が無いように説明します。給与アップが理由でも問題ありません。

面接官
「転職活動している理由を説明してください。」
求職者
「給与アップのために転職活動をしています。現状安いとは言えませんが〇〇〇の実績などもあり、もう少し頂きたいと思っています。よりレベルの高い業務と給与アップが主な理由です。」
面接官
「(実績次第だな。諸々レベル感を確認させてもらおう)」
求職者
「キャリアアップのためです。」
面接官
「具体的にどのようなキャリアップですか?」
求職者
「人の上に立つような役割を目指したいです。」
面接官
「(雑な回答だな・・・。)」

現在はどのようなポジションでどのような業務をしているか?

現職の自分のポジション(役割)、業務内容を説明できるようにします。客観的にわかる説明が望ましいです。参考: 転職に有利なケース

求職者
「自分と先輩と上司などの8名体制で、お客様から依頼される様々な仕事をこなしていました」
面接官
「もう少し詳細にお願いできますか?」
求職者
「上司から指示を受けて先輩に確認しながら業務を行っていました。8名体制です。」
面接官
「(職種の概念が無いのか・・・?) わかりました。」
求職者
「事業部全体では150名ほどで、所属するエンタープライズ部門は50名、所属するチームは10名ほどです。チーム内の役割としては担当製品のプル型のセールスを担っています。」
面接官
「ご自身の役割を詳細に説明して頂けますか?」
求職者
「直の問い合わせ・代理店や社内別部門からの紹介案件を担っており、中堅・中小様の場合、セールス担当としては一人でクロージングすることが多いです。サポート役としてカスタマーサポート担当者、技術担当者がいます。また大企業様の場合はリーダー含め2,3名で訪問しますが、具体的な提案実務は私が行う場合が多いです。」
面接官
「(特に問題なく業務ができそうだな。) 回答有難うございます。もう少しだけ質問させて下さい。」

どのようなスキル・実績を持っているか?

自分のスキル・実績を説明します。極力用語を使ったわかりやすいスキルの説明・わかりやすい実績の説明がお奨めです。また希望職種に近いスキルの説明が望ましいです。

求職者
「スキルセットはマーケティングとプログラミングです。」
面接官
「具体的に説明して頂けますか?」
求職者
「マーケティングでは20万の広告予算の管理をしています。自らプラグラミングを勉強しながらプログラマの方と話を合わせられるようにしています。コミュニケーションが得意です。」
面接官
「(レベル感低くお話にならない。なぜここまで通過したんだ?) そうですか・・・、わかりました。」
求職者
「主なスキルはウェブ広告・ウェブプロモーションのセールスで、主に中堅企業様中心に新規開拓からクロージングまで可能です。昨年は個人予算で粗利4000万程度を達成しました。」
面接官
「(若いのに結構しっかりしてるな。) 活躍されているんですね。プロモーションの企画業務はどうですか?」
求職者
「3年間プログラマをやっており、プログラミングなら大抵何でもできます。」
面接官
「何でも?弊社はJava、またはScalaですが、どちらかできますか?」
求職者
「やったことは無いですが3,4か月もあれば習得できると思います。習得には自信があります。」
面接官
「(厳しいな・・・。)」
求職者
「イメージセンサーの設計全般が得意分野です。」
面接官A
「デジタルLSI回路設計はできますか?」
面接官B
「FPGA設計に関して具体的な業務実績を説明して下さい。」
面接官C
「C++での開発経験はありますか?」

業務知識・ノウハウを持っているか?該当のポジションを担える人か?(スキル・知識の質問)

エントリーした職種のスキル・知識について質問されます。この質問は職種により異なります。主に「業務知識、考え方、問題解決力」などが確認されます。非常に重要な質問であり、場合によっては「面接の要(かなめ)」となる可能性もあります。特に専門職の場合はテスト的に踏み込んだ質問がなされる場合があり、直前準備だけでは対応できない可能性もあります。

質問イメージ
「営業する際、どのような会社にどのような手法で営業しますか?具体的に説明して下さい。」
「新規開拓営業(新規営業、契約業務、ルート営業への引継ぎなど)は経験はありますか?どのように実施しますか?」
「仮に〇〇系の製品で〇億の売上を作る場合、どのようなプランでマーケティング活動しますか?」
「数十名程度以上の業界関係者が参加する製品セミナーで、プレゼンを行ったことはありますか?」
「〇〇(業務用語)について意味を説明して下さい。」
「□□□(専門ツール)の利用経験について、具体的に回答してください。」
「〇〇(専門ノウハウ)は活用した事がありますか?具体的にどのように活用したか説明して下さい。」
「△△の問題が発生した際に□□(専門製品)と〇〇の手法を用いて問題解決する方法を説明して下さい。」
「現状△△の設計で〇〇の設計に変更する際、具体的な方法と気にするべき点を説明して下さい。」
「仮に△△△のような状況で〇〇以上の成果が目標の場合、具体的な解決方法を回答してください。またその理由も説明して下さい。」

過去の業務でもっとも難解なタスクは何か?

過去にもっとも難解だったタスクを具体的に説明します。レベル感もわかるように説明します。

求職者
「〇〇がもっとも難しいタスクでした。チーム皆で休日返上で乗り切ったタスクです。」
面接官
「(大変だったことはわかるけど、何をどう解決したかがわからない。)」
求職者
「〇〇(自社商品の名前)と☆☆(自社の独自システム)、□□(業界外用語)のプロジェクトが非常に難解でした。」
面接官
「(レベル感がまったくわからない。) 他の事例はありますか?」
求職者
「取締役から要望された〇〇のプロジェクトで、周辺メンバーは上手くいっていない中、私が☆☆(独自システム)の改善を企画し、プロジェクトを成功させました。」
面接官
「(・・・レベル感がほぼわからない。) 回答有難うございました。」

キャリアプランはどう考えているか?(何を強めたいか?)

目先数年のキャリアプランをどのように考えているのか具体的に説明します。

求職者
「将来は人の管理やマーケティング職などを考えています。」
面接官
「(漠然としてるな・・・。そもそも制作部門の面接なんだけど。)」
求職者
「まずは数年プログラミング力を強化し、将来はプロジェクト管理ができる人材を目指します。」
面接官
「(他の人と似た回答だな・・・。) プラグラミングスキルとしては具体的に何を強化したいですか?」
求職者
「Java言語です。・・・。」
面接官
「(ザックリしているな・・・。)」

そのキャリプランの理由は?

キャリアプランの考えの重さが確認されます。キャリアプランの理由を説明します。

求職者
「製品に強いマーケティング実務担当者をキャリアとして考えています。(自信満々)」
面接官
「その理由はなぜですか?」
求職者
「・・・。マーケティングに興味があるからです。」
面接官
「(えっ、それで終わり・・・。) わかりました。」
求職者
「営業を軸に事業開発ができる人間を目指したいです。」
面接官
「その理由はなぜですか?」
求職者
「事業を作る事で売上を狙いたいためです。」
面接官
「(単純に営業から逃げたいだけなんじゃないのか・・・。)」

希望のポジションは?

オープンポジションなどの場合は、希望のポジションが聞かれる場合があります。できる限り事前にポジションを検討し、希望のポジションを伝える事がお奨めです。ザックリとした希望やお任せの場合、単に足りてない部門や離職者が多めなポジションに配属されてしまう可能性もあるでしょう。

入社後、どのような業務で力を発揮できるか?

スタンスが合っているか?業務内容・レベル感等を理解しているか?を確認するための質問です。企業側のニーズを考え、ニーズにあった内容をPRするお奨めです。業務知識や論理性などがチェックされる場合もあるでしょう。特に能動的に行動する必要がある職場の場合、自分の役割を都度考える必要があるため、面接の場で具体的な説明がお奨めです。

面接官
「入社後どのような力を発揮できますか?」
求職者
「求人に記載のあるウェブディレクションの業務が出来ます。」
面接官
「(業務を理解してない・・・。もしくはやる気無い?) 」
面接官
「該当のポジションで、業務のイメージがあれば説明お願いします。」
求職者
「まず〇〇業界の会社に営業します。この製品であれば可能性があるかもしれないので、ツテで大手や中堅の部長などを当たってみます。またチャネル営業も強化できるのではないかと個人的には思います。希望でしたら担当の方に改善案の提案も可能です。その他、もし販促部門を強化したいと思っておりましたら、しばらく先ですが何名かその分野に明るい人間の紹介も可能です。」
面接官
「(そんな事ができるのか!?) それは是非お願いします。 」

面接の質問集(2/2)

関連: 面接の質問は想定しておく / 転職に有利なケース

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