レジュメの印象を良くし選考を有利にする

レジュメの印象を良くし選考を有利にする(写真:Unsplash)

レジュメ作成には時間をかけるべき

レジュメは、書類選考と面接での重要な判断材料となります。自分の経歴は変える事はできませんが表現を変えることにより、印象を良くできる可能性があります。採用担当者にとって印象の良いレジュメに仕上げることが重要です。印象アップのために書類1、2枚の作成に時間をかけてもまったく損ではありません。

レジュメ印象アップのポイント

レジュメの印象アップはデザインや装飾を良くする事ではない

レジュメのデザイン・レイアウトが良くなると資料としての印象は良くなりますが、選考者は中身を探っているため、資料のデザインや見た目が評価されることは通常ありません(デザイン系職種の場合でも資料のデザインより、ポートフォリオの強化が推奨です)。PR内容と文章改善で印象アップを狙います。

採用担当者と他の候補者を意識する(企業ニーズの意識)

レジュメを確認するのは採用担当者のため、採用担当者が好印象に思うPRをする事が重要となります。定型的な文章やごく普通のPR、自分がやってきた事を”ただ説明するだけ”になっている場合は、採用担当者が良いと思う企業ニーズにマッチする”強み”を入念に考えます。また選考では基本的に他の候補者との比較になります。そのため「他の人より何が強みなのか?」をPRできると良いでしょう。「採用担当者」「他の候補者」を意識しながらレジュメを改善します。

やる気だけのPRは避ける

「やる気があります」「勉強します」「頑張ります」「強みは熱心な点です」「強みは集中力です」のような具体性の無いPRはお奨めしません。このような「やる気だけPR」は、多くの人が記載するため他の人と違いが出ません。そのため極端に言えば記載しても意味がありません。また具体性が無くレベル感が低い印象を与える可能性もあります。”やる気・熱心さ”などは根拠を付け、企業の要望に沿って具体的な記載がお奨めです。また実績・スキル・資格 等で能力を証明できる記載が”より良い”でしょう。

 例:
「昨年は頑張り続け、単独の営業予算1億を達成しました。」

「Kaggle Masterとなり楽しんで勉強しており、やる気も増しています。」

「私の強みは継続力です。英語は苦手ですが勉強を継続し、TOEIC820を獲得しました。」
「〇〇製品分野が強みで、分野自体への興味が強く常に勉強しています」

「〇〇〇分野のルート営業・顧客理解力が強みです。着実に成果を出しております。」

誤字・脱字・情報間違いを無くす

人によっては誤字脱字・間違いが多い場合があります。誤字脱字が多い書類は非常に印象が悪く映ります。レジュメは重要な書類のため、重要な書類でも間違える人とみなされる可能性もあります。よく書類をチェックし、誤字脱字は一切無くします。

用語・数字を活用する

「頑張りました・工夫しました」「営業力が向上した」「マーケティングスキル・設計スキルが向上した」のように記載されてもレベル感は伝わりません。極力レベル感が伝わるよう客観的な表現へ改善します。用語や数字が記載できる箇所は最大限記載します。

自分の強みを考え、各所で連動した内容を記載する

自分自分の強みを考え、各所(自己PR、職務経歴書など)で強みに連動した内容を記載します。PRコンセプトが良くても各所が連動していない場合、面接官から疑問符が投げられてしまう場合もあるでしょう。

職務経歴書で強みをPRする

職務経歴書(業務実績、プロジェクト実績)は最大限見やすく、かつ自分の強みを意識して記載するのがお奨めです。職務経歴書はスキル・業務経験の確認で重要な書類となるためインパクトがある事・PRしたい事を用語・数字を活用して記載します。また面接官から記載内容について質問される事を想定し、記載するのが良いでしょう。

簡潔に記載する

説明を沢山記載しても、採用担当者が興味を示さなければ意味がありません。採用担当者は多数のレジュメを見ている場合が多く、文章が多すぎて「見にくい」と思われてしまうレジュメはお奨めしません。PRしたい点や担当者が興味を持ちそうな内容をわかりやすく簡潔に記載します。

ポートフォリオ資料を作成する

専門職の場合、過去実績がわかるポートフォリオ資料の作成がお奨めです。デザイナーやエンジニアの場合、日常から個人サイトやgithubなどで成果物を作って公開している人もいます。(趣味のような感覚で公開し、転職活動でも活かせるため一石二鳥です。)
ポートフォリオ資料は「量より質」を意識して作成します。採用担当者は「過去実績を漏れなく確認したい」のではなく、「短い時間で業務にマッチする事例を見たい」と思っています。

印象が良い資格を書く

印象が良い資格を持っている場合は資格を記載します。資格が有利になるケースは、求人等に記載される資格を持っている場合に加え、資格が不要な場合でもキャリアプランに沿った資格を取っている場合は、選考が有利になる可能性があります。また難易度が低い資格は選考に良い影響を与えることは無いため、無理に記載する必要はありません。

TOEIC点数が高い場合は記載する

TOEICの企業側の評価は、企業次第です。英語を使用する企業では重要指標となります。ただし英語を使わない仕事でもプラス評価になる可能性があり、高い点数を獲得できていれば記載した方が良いでしょう。

履歴書の写真の印象が悪い場合は変更する

通常のオフィスワーク職では履歴書の写真で、評価が大きく左右されることはありませんが、一切無いとも言い切れません。印象が悪い写真の場合は、面倒がらずに改めて写真を撮るのがお奨めです。生理的に受け付けないような雰囲気の悪い写真、社風に大きくマッチしない写真は選考が不利になる可能性があります。また接客業や外見が重要となる職業などでは、写真の重要度は上がるでしょう。

充電期間(ブランク)がある場合、できる限り何らかの活動を記載する

何もない充電期間のブランクは印象がよくありません。そのため可能であれば、何らかの社会活動、勉強をしていたなどの記載が望ましいでしょう。ただし面接時に質問される可能性も高く、大きな虚偽になるくらいなら記載しない方が良いでしょう。人が集まりにくい一般的な中堅・中小企業では「入社後スムーズに業務ができるか?」が焦点となるため、ブランクが大きな悪材料にはならない可能性もあります。

ブランク期間の活動例:資格取得等の勉強期間、非営利活動への専念、身内の介護、独立準備

キャリアプラン・役割・業務実績・自分の強みは連動している

選考では採用担当者に様々な観点で確認されますが「求職者が真剣に仕事に向き合っているか?向き合えるか?」については、特に重点的に確認される場合が多いです。そして真剣度合いを確認するために「キャリアプラン・ポジション(役割)・業務実績・自分の強み」の連動度合いも見られる可能性が高いです。(例えば「キャリアプラン」が考えられていても、具体的に実現できそうな「自分の強み」が無いと現実的ではない無謀なプランとなってしまいます。また「業務実績」のジャンルと「ポジション(役割)」が遠いと、役割が担えなくなってしまいます。)

つまり各要素が連動した印象を与えられれば、プラス材料になる可能性があります。

経歴詐称・年収詐称はNG

当然の事となりますが、経歴詐称・年収詐称は非常識でありNGとなります。選考では「過去に勤務した会社が判断材料になる」、「前職給与を元に給与交渉する」場合があるため、わずかな人で詐称するケースがあります。

しかしながら重大な詐称が発覚した場合、会社に勤務できなくなる可能性もあります。(仮に処分されなくても周辺からの目線がきつくなり、会社に居づらくなる可能性があります。)
また転職者が多い会社では皆いずれ転職し、転職先で以前勤務していた会社の人に遭遇する場合もあります。そして詐称を行っていた事が噂となってしまい、問題になるリスクもあります。

詐称はモラルに反している点や発覚した場合の制裁などから考え、デメリットの方が大きくなる点もあるため実施すべきではないでしょう。

詐称の例

前職を詐称していた。
  • 該当企業の別の出身者により、発覚した。
  • 昇格時の定められたチェックにより、発覚した。
学歴を詐称していた。
  • 該当の大学出身者が違和感を感じ人事部門に連絡され、卒業証明書確認で発覚した。
面接時に年収を詐称した。
  • 源泉徴収票の提示で詐称が発覚した。
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